先週買って今週もう読み終わるなんて・・・病院の待ち時間が長かったから半分以上は読めてたからな。おまけにラストの方はもう早く結末が知りたくてかなり急ぎ足で読んだし。
基本ネタバレなしで書いていこうと思います。
文庫のカバーに書いてあるあらすじというか説明に『生と死で別たれても続くふたりの友情を描く』とあったんですけど、これはどうなのかなあ?と・・・。
確かに亡くなった方の「すみれ」が生き残った「桃子」に影響している部分は出てくるし、ラストで桃子を守ったのがすみれなのは明らかなんだけど、それが友情っていうのかー?と疑問。こういうコメントって著者は何も言わないものなんだろうか?
まあそれはいいとして。新津きよみさんの書き方って、よくいえば女性の心理を掘り下げて表現しているし、悪くいえば単に突っ込みすぎというかそこまで別に説明せんでも、深読みせんでもみたいなところがあると思う。でもそういう書き方は主人公の女性が大人・・・いわゆる30代以上の場合に特に多いんであって、今回は桃子は話の導入部ではまだ中学生だったせいもあってか、大人になってからのことがほとんどなんだけどもそんなにいつもの「特徴」が「出た出た」と感じるようなことはなかったです。
ドラマ化されてる『トライアングル』とは違って、「ホラー文庫」なだけあって、不幸な過去を持つ元少女の狂気がとんでもない事件を引き起こすというストーリーなんだけど、自分の子供がもしこんな不幸な事件に子供の時に巻き込まれてしまったら、を考えると恐ろしいし悲しすぎる。でも、絶対にないとはいえない。教師が聖職だとは私たちが子供の頃だっていえなかったと思うし。
最後の最後「エピローグ」で、桃子がすみれと引き離されることになったバス事故が実質解決したけれど、それも含めて桃子が離れて暮らした母親と再会する部分も、ひっくるめて別にいらなかったんじゃないかなあ。とえらそうなんだけど思ってみたり。でもそこは抜けてると事件があやふやなままだからダメなのか・・・・。ミステリーって難しいですな。私には書けないなあ、となんだかんだ文句を垂れながらも思うのでありました。

最近のコメント