2006/Jun/18 Sun | 読書ネタ
天童荒太さん
仕事がたてこんでた時は「就寝前のプチ読書」なんてする余裕もなかったのですが、今月のわずかなヒマヒマな日の休憩時間や就寝前を利用して、久しぶりに本を一冊読むことができました。
今年に入ってから、永井するみさんに続いてなんとやっと2冊目・・・これじゃ趣味が「ミステリーを読むこと」なんて恥ずかしくて言えないな( ̄[] ̄;)
それが天童荒太さんの『孤独の歌声』。
天童荒太さんを読むのは初めてで、『永遠の仔』すら未読なんで全然知らなかったんですが、以前メールのやりとりを頻繁にしてた人が『永遠の仔』を読んで涙が止まらなかった、と書いてたのをずっと覚えてたので、かなりかなり期待していたのです。
・・・・・・で。
文庫のカバー裏にあるあらすじ(?)にある「天童荒太という名の伝説は、本書から始まる。」という一文・・・
この作品って、天童荒太名義でのデビュー作なんですね。これ考えた人は「おいらってグッドセンス☆」なんて思って書いたのかも知れませんが、この作品では伝説は始まらないと思いましたですよ。
過去に不幸な事件で友人を亡くしている主人公→そのトラウマと罪の意識に苛まれながら刑事として働き→コンビニ強盗事件の捜査にあたっていたら→そのコンビニにターゲットを物色するために来てた、女性を誘拐して殺しちゃう犯人が偶然いて→それがまたうまいことつながって事件解決。みたいな大筋。
しかも主人公の隣室に住む友人が行方不明になって、主人公は自らを囮にして犯人に誘拐されちゃうってんでなんだか・・・・私の好きなご都合主義サスペンスドラマを見ているような気がして、うう〜〜ん。
ドラマとしてはいいんですよ、ご都合主義上等ですよ。2時間で終わらなきゃいけないんだから。(←論点すれてる)
あ、小説も枚数が決まってるから適当なとこで事件解決しないとやばいのか。
孤独って言葉をキーワードにしたいっていうのはよくわかるんだけど、なんか何もかもうまいこといきすぎで、事件解決にも一役かって、主人公と微妙な関係みたいなヤングなコンビニのバイト君ってのも登場してたけど、その子も活躍しすぎ。読者っていうのはそういうのを求めてるんですかねえ。
デビュー作だから多少「う〜〜ん」でも仕方ないのか・・・・それとも私が、乃南アサさんの描く「音道貴子とタッキー(あのタッキーじゃないですけどね)」みたいな、ちょっとバランス悪いけどいい感じ、なコンビを期待しすぎているんですかねえ。
特に肩入れしてるわけでもない作家さんの作品を読んで「違う、これじゃないっ」と文句言ってるより、パターン化してても自分のツボにはまってくるってわかってる、好きな作家さんの作品だけ読んでろよって感じだな^^;

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